
【くるみ入り れんこんのすり揚げ】 まったく新しい出会いは、とってもヘルシー世界
くるみ入り れんこんのすり揚げ
いつもはサブに甘んじている「れんこん」ですが、きょうは、主役。
レンコンのすり揚げ 作り方
材料
4人前
れんこん 1パック
くるみ 軽くひとにぎり
大葉 3-4枚
塩 少々
ホワイトペッパー 少々
手順
- れんこんは、おろし器ですりおろします。
- くるみと大葉は、ざっくり刻みます。
- 材料を合わせて、塩、ホワイトペッパーを少々振ります。
- 少し低めの160-170度の油で、3-4分揚げて完成。
ワンポイント
くるみは細かくなりすぎないように!
写真で見る手順
れんこんは皮ごと、すり鉢ですっておきます。

すったれんこんと、ほかの材料です。
くるみと大葉は、ざっと刻みます。

あえて上げれば完成。

材料の雑学 ハス
れんこんの原産地は、中国、インド、エジプトなどの諸説があるようですが、日本には古く中国から伝来し根付いて、栽培も盛んです。
一方で、市場にはあまり出回りませんが、在来種も存在していて、関東や東海地方でごく僅かながら栽培されています。
ハスの実(種)は非常に長く保存が効き、「大賀ハス」と呼ばれるハスは2000年以上も昔のハスの種から発芽して、花を咲かせました。
千葉公園でも花が見られます。
大まかな種類
中国種:現在流通している大半はこの種類。ずんぐりして色白、肉厚でシャキッとしている。
備中種:関西中心に栽培。中国種よりも細い。
加賀レンコン:金沢の伝統野菜。粘りが強い、すりおろして蒸し物など。
在来種:中国種よりも粘り、肉は柔らかいが味が濃い。
主な産地と旬
1位 茨城県
2位 徳島県
3位 愛知、佐賀、山口、、、
はしりは、9月頃、最旬は、11月から1月
選び方
店頭での選びかた
- ふっくらして重たい
- 表面にツヤがある
- キズがない
- 茶色いシミ状の模様がない
- 穴の中が黒いものは避ける
- 不自然に白っぽいものは避ける
- 切り口が紫色になったものは避ける
あまり白くきれいなものは、薬剤で漂白されているので、やめておきます。
保存方法
泥付きは、そのまま少し湿らせてから、ぬらした新聞紙にくるんで玄関などの冷暗所へ。
両端が切ってないものは、濡れた新聞紙にくるんでポリ袋に入れ冷蔵庫へ。
カットしてあるものはラップでピッタリ塞いで冷蔵庫で、なるべく早く食べるほうが良いでしょう。
なぜ黒っぽくなるの?
タンニン(ポリフェノールの一種)による色の変化です。
味には影響しませんが、見た目の美しさを保つためには、
- 切ったそばから酢水に漬ける
- 茹でるときにも酢を少々垂らす
シャキシャキとホクホクの違い
短時間で調理すれば「シャキシャキ」した歯ざわりが残り、じっくりと火を通せば「ホクホク」になります。
お好みで火を通す時間を調節してみましょう。
薬効
高血圧・心筋梗塞・脳梗塞・・動脈硬化・便秘などの予防になる健康食材。
タンニンは、抗酸化作用があり、炎症を抑えたり、血圧を下げる働きが注目されています。
食物繊維が2.3g/100gですから、便秘にも。
カリウム440mg/100g
ベトナム航空の尾翼と歴史
レンコンの花、つまり「蓮の花」は文化との結びつきが強く、
例えば、

ベトナム航空の尾翼にあるロゴは、ハスの花をデザインしたものです。
仏教の象徴的なイメージを表す「蓮の花」
ベトナムは、あまり知られていませんが、仏教徒が1000万人、カトリック550万、そのほかにもカオダイ、ホアハオなどの宗教で構成される信仰の篤い国。
その盛んな宗教フェスは、日本の比ではありません。
また、そのルーツをたとどる歴史が古く、およそ今から2600年前、
お釈迦様=ゴータマ・シッダールタの時代に「蓮の花」は登場します。
ちなみに、
お釈迦様の「釈迦」は、シャカ族の王家の生まれであることから、「シャカ」の音写を漢字で表したものです。
パーリ語では「sakyā(サキャー)」、”優れた人・賢者・堅実な人”と言う意味。
1997年、世界遺産に登録された、ネパール中南部のルンビニ地方の中のインド国境付近にあるルンビニ村。
お釈迦様の生誕地とされ、現在もsakyā族が住んでいます。
まとめ
歴史と文化の深い「蓮根」ですが、「シャキシャキ」でも、「ホクホク」でもない、第3の食感と味わいに、作ったわたくしも大満足でした。
ビール、日本酒、ワインのおつまみ、ご飯のおかず、お弁当のおかずとしても、バッチリです。
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