
【薬膳スープ アワビと銀耳などもろもろ】食欲の秋、飲む前食べる前に体をいたわる万葉の頃からの薬効食材とは?
アワビと銀耳、その他もろもろの薬膳スープ
秋は食欲、食欲の秋。
でも、
飲みすぎ・食べ過ぎは、
内臓の負担が大きいですよね。
というわけで、
会社のお付き合いや、
友達同士の会食のシーズン前に、
まずは身体に優しい薬膳で
調子を整えてみてはいかがでしょう。
アワビと銀耳、その他もろもろの薬膳スープ 作り方
アワビと銀耳、その他もろもろの薬膳スープ 作り方
材料
2人前
アワビ 2個
ヒシの実 5-6個
栗 茹でてあるものがあれば
銀耳(白キクラゲ) 水に戻してひとつかみほど
しいたけ 4個
クコ(中華食材) 10-16粒ほど
昆布 5cm角 2枚
紹興酒 50ml
塩 小さじ1/2
水 1000ml
手順
- クコの実、白キクラゲは水に戻しておきます
- ヒシの実は皮ごと25分茹で、真ん中をスパッと二つ割りにしてから皮をむきます
- ナベに水と昆布を入れて40分ほど置いておきます
- 中火で沸騰する寸前に昆布を取り出します
- 昆布を取り出したら、塩を入れて、アワビを殻ごと茹でます。10分
- 茹でたアワビを取り出してカラを外します
- アワビの肝は尖ったところだけを使います
- アワビを薄くスライスしておきます
- クコ、白キクラゲの各半分、しいたけ、ヒシの実をスープに入れます
- 紹興酒を加えて煮立たせてからフタをして、トロ火で30分ほど煮込みます
- 器にアワビ、栗、クコと白キクラゲの残りを盛ってからスープを注ぎます
ヒシの茹で方
- ボウルに水を張り、ヒシの実を入れて一晩水につけておきます
- 翌日になると、アクが出て水が赤黒くなります
- ナベにヒシと新しい水を満たして中火で30分茹でます
- ザルで引き上げて、水を張ったボウルにうつして粗熱を取ります
ワンポイント
パックに添付されているレシピには、「塩ゆで」の方法が書いてありましたが、
塩を入れずに茹でたことで、ヒシの本来の味が感じられました。
材料の雑学
ひしの実の概要
古来、日本。中国、朝鮮半島、東南アジアに広く分布していてます。
日本では、筑後、佐賀の水郷クリークが産地。
7月から9月ころ、水面に白い花が咲き9月から11月に薄紅色の実をつけます。

薬効成分があるとされ、昔から胃毒病、二日酔いに用い、アイヌ民族ではペカンペと呼び、解毒婦人病に用いたといいます。
有機ゲルマニウムを含む、数少ない植物で、この有機ゲルマニウムは免疫力を高めるインターフェロンの生成を促進する働きがあること、また、モルヒネと同じような鎮痛効果があることもわかってきたそうです。
味と薬効
ヒシは不思議な歯ざわりと味わいのある実で、百合根とハスの実とクワイを足したような感じです。
皮を剥くまえの姿からは想像できない、ほかの野菜や果実とは異なる独特の淡い風味があって、なんとも言えない旨さに口の中が包まれます。
薬効成分が含まれているとのことで、調べてみますと、、
Wiki———–
局方・タンニン酸と一致する成分が含まれ抗トリプシン(英語版)作用を示す。西九州大学の研究でヒシの皮の抽出物には脂肪の吸収や血圧上昇を防ぐ作用があることが発見されている。有効成分はヒシポリフェノールであり、その主要成分はオイゲニイン、1,2,3,6-テトラ-O-ガロイル-β-D-グルコピラノース、Trapainとされる。Trapainはヒシから見つかった加水分解性のタンニンである。
———–旬の食材百科事典——–
有機ゲルマニュムを含む数少ない植物ヒシは有機ゲルマニュムを含む数少ない植物としても知られています。この有機ゲルマニュムという成分には、免疫力を高め、がんと戦うインターフェロンの生成を促す働きがある事が分かっています。また、モルヒネと同じような鎮痛効果が見出されています。
————————-
シャクシャクとした歯ざわりに、、
これが「有機ゲルマニウム、元素記号Ge、原子番号32、原子量72.61,周期表14族、、かぁ」と、、言ってもゲルマニウムに味があるかどうかわかりませんが。
うーん、蓮の実のようにスイーツもいいかもしれません。
収穫時期
9月中旬から11月中旬
季語
ヒシの花
ヒシの花の季語は夏
ヒシの実
ヒシの実の季語は秋
万葉集(7)
” 君がため
浮沼の池のひしのみ採ると ”
「浮沼」は「うきぬ」と詠むのだそうです。
まとめ
アワビは、
韓国産が安く出回っています。
鮮度、色、味も遜色なく、
3個で1000円ぐらいなので、
たまに食べるのならお肉の代わりに
アワビもいいんじゃないですかぁ。
だって、ハンバーガーショップで
セット食べれば、
2人で1500〜1800円ですからね。
ヒシの実は、
アク抜きしてから茹でるのが、
ちょっと面倒ですが、、、
食感と独特の淡い風味が良く、
結構ハマります。
店頭で見かけたならば、
この珍しい秋の旬を召し上がってみて
はいかがでしょう。
お越しいただき、どうもありがとうございました。
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