
【きぬかつぎ】旬の味、ひとくふうでおいしく楽しく
きぬかつぎ 作り方
材料;
石川小芋(アゼリア 旬菜) 1袋
白ごま、黒ごま 少々
塩 少々
手順;
- 石川小芋をよく洗ってザルで水切り
- なべに水、芋を入れて15分くらい煮る。楊枝をさしてスッと入れば、火を止めてそのまま10分、予熱で蒸らす
- 茹でた芋をよく冷ましてから、包丁・ナイフでイモの頭から1/3のところをグルッと切り込みを入れ、上の皮を除く
- ごまをまぶして塩を少々振ってできあがり
ゴマの代わりに、きなこ砂糖、わさび醤油なども。ひと袋の半分をきぬかつぎ、残りは皮をむき片栗粉をまぶして唐揚げにすれば、楽しみは倍増しますよ。
石川小芋とは

石川早生(いしかわわせ)という品種、大阪府南河内郡の石川村(現河南町)が原産地とされており、名前は地名に由来します。
里芋の仲間ですが早生品種で、宮崎県では7月から収穫が始まります。
現在、出回っているものは、関東で収穫された石川早生。
今回は静岡産でした。
秋の名月を眺めながら、ツルッと指でむけるのを楽しむのは日本ならでは、、、、
と思っていたら、
なーんと中国の習俗だったんですね。
朝鮮半島、ベトナムにも文化の影響があります。
きぬかつぎの由来・語源
本来皮をむいた形で出てくるはずの里芋が、皮つきであることを衣被ぎになぞらえた女房詞。
中古・中世の時代に、身分の高い女性は外出するときに、顔を隠すために単衣(ひとえ)の着物を頭から被った。その装いを「衣被ぎ(きぬかづき)」といい、それに似ていることからの命名。
すっぽり頭から被ることを「かづく」といい、その連用形であるから本来は「かづき」であるが、いつしか音変化して「かつぎ」というようになった。
女房詞 (にょうぼうことば)とは、室町時代ごろから宮中で女官が用いた独特の言葉。一種の隠語のようなもので、今日にも多くの言葉が伝わる。語頭に「お」を付けて丁寧さをあらわすものや、語の最後に「もじ」を付けて婉曲的に表現する文字詞などがある。
引用元:由来・語源辞典
そういえば、「おでん」や「おせち」なんていうのも、その女房詞の名残らしく、京都では「お芋さん」とか、生活の中で普通に使われてますからね。おせち料理も宮中の「節会:せちえ」に供される料理が発祥らしいですね。
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